写真を撮って記事を書こうと思いつつ・・・日が経ってしまって書かずに終わる。
そんなことを繰り返しつつ、気が付けば冬。
冬の面白いものをお届けします。
この景色、見覚えはありませんか??
上川神社前の道路です。
神社から市内へ向かう側の樹には、たくさんのヤドリギが寄生しています。
ご存知のとおり、旭川近辺にある広葉樹のほとどは落葉広葉樹で、秋になると葉っぱを落として、冬は冬眠しています。
なので、冬に葉っぱがあるのは針葉樹だけ、と思っていたのですが・・・・
観葉植物のカネノナルキによく似た葉っぱがぶらさがっています。
よく見ると、オレンジ色の実もついています。
これがヤドリギ(寄生木)。
神楽岡公園近くの樹木はヤドリギだらけ(笑)
ヤドリ過ぎの樹がたくさんあります。
どうやってこんなに増えたかというと・・・・・
ちょっと想像してみましょう。
ヤドリギの生存戦略、2通りがあります。
ヤドリギについているオレンジ色の実の中にはタネが入っています。
鳥たちはこの実を食べに来て、その後、どこかへ飛んでいき、フンを落とします。そのフンが発芽してヤドリギは仲間を増やします。
もう一つの方法は、ヤドリギのタネは粘り気の強い実で覆われています。タネと一緒にボンド(接着剤)がついている・・・という感じでしょうか。鳥が樹木にとまるなど何かの拍子に、この実を足で踏んだり、カラダにくっついたりした場合、実とタネが鳥のカラダに付着、鳥と一緒に移動し、次の場所に着地します。
すごいですね。草木と生き物のつながりには、ただただ感心させられます。
神楽岡公園を歩いていると、色んな鳥に出会えました。
黒い一本線が「ゴジュウカラ」
おなかのところにも黒い模様(ネクタイしてる)のが「シジュウカラ」
帰り道では、住宅にあるナナカマドをスズメとキレンジャクが奪い合っていました。
寒いけど面白い。
冬の公園にでかけてみませんか?