あさひかわで見つけた草花や樹木を紹介します。
ナナカマド、イタヤ、カツラ、ミズナラ・・・・咲く時期、生る時期、北国の樹木はマイペース!
エゾリス、キタキツネ、アカゲラにヤマバト・・・・不思議で個性的な生き物や鳥。

自然って、意外とおもしろいかも?


2019年10月6日日曜日

秋の工作

やっと?秋らしくなってきましたね。
昨日は幼稚園のブロック研のお手伝いで、聖母幼稚園の玄関前で焚火(笑)
パチパチ言ってる、温かーい・・・いい季節になりましたね。

公開保育では、年少さんは葉っぱの窓、年中さんはオガクズ工作をしました。
年長さんの分科会でドングリの使い道についてお話をさせていただいたので、それも書きます。










年少さんの「葉っぱの窓」
先生がお家の形の黒い画用紙に、いろんな窓を作ってくれました。そこに拾った葉っぱを貼ってみたら、ステンドガラスのようにきれいに見えます。
色んな色の葉っぱを使ってますね。上手ですね。

年中さんはオガクズを染めて、こっぱにつけてアートしました。(ごめんなさい写真がありません)
オガクズ染めについて質問もあったようなので、ちょっと書きます。
 ・まず、オガクズをザルでふるってゴミとか大きなクズをのぞきます。
 ・ペットボトルに色水を作ります。(絵の具はポスターカラーを使うときれいに染まります)
 ・色水を容器に移して、オガクズを少しずつ入れてまぜまぜします。(牛乳パックと割りばしを使いました)
 ・水気が見えなくなったら、新聞紙の上に広げて乾燥させます。
 ・一週間ぐらいで乾きます。乾いたらまたザルでふるいます。

こんな感じでオガクズを染めて、それで工作しました。
当日は、めん棒でボンドをつけて、その上にパラパラとオガクズをつけていたようです。

最後にドングリについて。
市内の公園へ行くと、アカナラ、ミズナラ、カシワなどのドングリが落ちています。
子供たちはドングリ大好きなので、拾いたい!持って帰る!ということは多々あることと思います。
でも・・・・時間が経ったら、虫が出てきた!ということも多々ありますね。

で、ドングリを持って帰った場合。
私たちはビニール袋に入れたまま、まず冷凍します。
虫さんにとっては、かわいそうな話ですが、これが一番手軽な方法です。
その後、すこし乾燥させてから工作などに使います。

ドングリを持って帰って欲しくない場合。
拾うのが面白くて山ほど拾って持って帰ったけど使わなかった・・・ということもあるのではないかと思います。
使う予定がないものを持って帰るのはNGと先生たちにも子供たちにも伝えます。
それは自然の中のもので、自分たちの所有しているものではないし、ドングリも自然の中にあれば、生き物たちの餌にもなるが、家へ持って帰ってもゴミ箱に入るだけなので、リスさんのために置いて行ってあげようと声をかけると、子供たちは喜んでドングリをポケットから出します。どうしても持って帰りたい子には、一つだけと言って持たせることもあります。
ただ、持って帰りたい、欲しいだけでなく、それを持って帰ることが最善なのかを考えてもらうことも環境教育の一つだと考えています。










持ち帰ったドングリに穴をあけて、笛も作れます。
インパクトドライバーのドリルを使えば簡単にできます♪
やってみてください。

葉っぱや木の実やタネ、子供たちの好奇心をくすぐるようなものがたくさんあります。
天気のいい日に出かけてみてはいかがでしょうか。

2019年9月10日火曜日

講習会します! 2019.9.10

やっと夏が終わったと思っていたら、ここ2日間ばかりまた夏が戻ってきたかのような暑さ・・・・つらいです(泣)
今日は3歳児を連れて神楽岡公園で活動。
森の中にいると、ボタッ、ボタッ、と音がする。よく見ると、何か降ってくる。
雨じゃなくて、ドングリ!
ぶつかったら痛そうな、大きなドングリ!
公園を歩くときにはお気を付け下さい。

さてさて、ドングリの話ではなく、講習会の話です。

9月28日  project WILD 鳥編
9月29日  Growing Up WILD

この2つの講習会をやります。
それぞれ、1日でエデュケーター資格が取得できます。

プロジェクトワイルドはアメリカで開発された環境教育プログラムです。
(詳しくは、プロジェクトワイルドで検索すると出てきますので、省略)
私たちも幼稚園の活動で使っています。

環境教育って、やってみたいと思うけど、何をしたらいいの??

そうなんですよ。何をしたら(させたら)子供たちが感じられるのか・・・
理解できるのか・・・・
地域の自然といきもの、そして木をつかう産業を子供たちに伝えたいと思って、7年前にこのお仕事を始めましたが、「短時間で効果的に子供たちが学べるプログラム」という壁にぶちあたり、そして出会ったのがこのグローイングアップワイルドでした。
野生の生き物や水生生物、樹木や鳥などをテーマとしたアクティビティが数十種類あり、カラダを動かすもの、歌う、作る、計算するなどの色々なやり方で、自然やいきものについて考えることができます。

今回はまず体験してみたいという方のために、午前の体験参加枠も設けています。
10時~12時までの参加で、1人2000円です。(両日とも)
ただし、同じ職場から3名以上ご参加の場合は1500円になります。

一緒に参加してみませんか?
小学生以上の場合は、子連れ参加OKです。(保険料のみご負担下さい)
幼児の場合はご相談ください。

詳しくはコチラ ⇒ 

ご参加お待ちしています。











2019年8月4日日曜日

夏ですねー   2019.8.4

暑い毎日、皆様いかがお過ごしでしょうか?
雨降らないですねー
先日も川の活動をしようと思ったら、水辺が干上がってしまって浅瀬がない!という事態に・・・・びっくりしました。
野外活動をやっていて雨が降らないようにといつも祈っていましたが、水辺の活動をするにあたっては、雨が降らないのも大変なことというのがわかりました。

今日は幼稚園教諭免許更新講習のお手伝いで、皆さんと一緒にクリスタルホールでグローイングアップワイルドのプログラムをさせていただきました。

講座の中で、葉っぱを使うのに、駐車場から入口まで歩いただけでも10種類ほどの樹木がありました。
こんなに手軽に葉っぱが採取できるなんて・・・・ありがたいことですね。










今日はこの6種類の葉っぱを使いました。
「この葉っぱの木、幼稚園にもある」とか、「これ、面白い形だね」「葉っぱって色んなのあるんだね」などなど、樹木の面白さを感じていただけたようです。

これからの季節は葉っぱだけじゃなく実も色づいてきます。









ミズナラには小さなドングリがついています。









ツリバナです。グリンピースがぶらさがってます。赤く色づいて、パクッと割れます。








キタコブシの実。このあと、白とピンクに変身します。最初に見つけた時には作り物?と思ったほど、鮮やかなピンクです。








公園の入り口にある、大きな樹。ハリギリ(センノキ)でした。
こんなに大きいのは珍しいと思います。
どうもこれから咲く?というところみたいです。
樹木って、本当にマイペース(笑)

見つける、感じる、考える・・・・・答えは一つじゃない。
今日はどんな大発見に出会えるのか?
子供たちと一緒に自然と遊ぶ。
今日はそんなことが共有できたような・・・嬉しい一日でした。

2019年5月7日火曜日

革ワークショップ

今年から始めたコンテンツの一つ、”革ワークショップ”
皮革製品を作った残り(ハギレ)で普及活動をさせてくれるというプログラムの一環。
事前の加工が必要な木づかいプログラムよりも手軽で、しかも色んなことができるという革の魅力。すっかりハマってます。















好きな色、硬さの革を選んで、どんな形にしようかなぁ・・・
下書きをしてはさみでチョキチョキ。
刻印で模様や名前を入れることもできます。
穴をあけてキーホルダーやヘアゴムなどなどアイディア次第でいろんなものができます。

先日のワークショップの一番人気はドングリ!
小さな子が多かったせいか、ドングリのネームタグが人気でした。











濡らしてペンで押すと、葉脈も簡単に描けます♪
コレ、私のイチオシ、「ミズナラ葉っぱ」 マニアでしょ(笑)


何に見えます? 犬?キツネ?
いえ、クマのつもりなんですが・・・・
平面のものを濡らして曲げるとこんなふうになります。
小学生ぐらいの男の子には人気です。




白と赤と黒・・・スヌーピーができる!と発想した子もいました。

刻印作業も楽しくて楽しくて・・・
子供たちの力では上手にできそうにないので、名前だけは大人にやってもらいます。
お母さんたちも作りたそう。だから、出番もないとね。
お母さんたちのほうがやりたそう・・・・もしかしてPTA行事とか、使い道ありそう。

革をよーく観察すると、血管の後やおっぱいのところ、同じ一枚の革なのに硬さや厚さが違ったりなど、生き物を感じることができます。
皮革製品に使われる革は、牛と羊とヤギと豚など。
いずれも「家畜」です。
肉を食べたり、乳を飲んだり、そして皮もちゃんと使う。
先人たちの知恵ですね。

それを使わせていただけることに感謝しつつ、みんなに知ってほしい、触れてほしいという想いで、プログラムをやっていきます。


2019年5月6日月曜日

春が来た♪

今年はちょっと長めのゴールデンウィーク。
カメラを片手にお散歩してみました。





 キタコブシの花が咲いていました。
実はこれ、街路樹。こんな素敵な街路樹があるっていいですよね。




 ホウノキの花と似てるなと思ったら、ホウノキもモクレン科。
秋になるとピンクの実がなります。あれ?それも同じ??
科とか属とかよくわからないけど、何か似ているところがあるのかもしれませんね。





cocodeの庭で見つけたドングリ。
皮がむけると、アーモンドみたい。
にょきにょきと根を出して、「土はどこだー」と探し当てたよう。
このまま雪の下で冬眠して、暖かくなると芽を出します。
タネってすごいよね。ちゃんと季節がわかってる。


我が家のすぐそば、川淵にある樹にカラスが巣作りを始めたのが4月はじめ頃。
先週ぐらいから、カラスがずーっといる。
さては、ついに卵を温めだしたのか。
カラスの卵は20日ぐらいで孵化するらしい。
月末ぐらいには誕生かな?

昨日ぐらいからやっと暖かくなってきた。
近所の庭のフクジュソウは丸裸になっていたし、カタクリもそろそろ終わり。
エンゴサクが咲いている。
お天気もいいし、カメラを持って散歩にでかけよう♪

2019年2月9日土曜日

冬のいろいろ    2019.2.9

ブログをさぼってばかりの佐野です。
写真を撮って記事を書こうと思いつつ・・・日が経ってしまって書かずに終わる。
そんなことを繰り返しつつ、気が付けば冬。

冬の面白いものをお届けします。

この景色、見覚えはありませんか??














上川神社前の道路です。
神社から市内へ向かう側の樹には、たくさんのヤドリギが寄生しています。
ご存知のとおり、旭川近辺にある広葉樹のほとどは落葉広葉樹で、秋になると葉っぱを落として、冬は冬眠しています。
なので、冬に葉っぱがあるのは針葉樹だけ、と思っていたのですが・・・・













観葉植物のカネノナルキによく似た葉っぱがぶらさがっています。
よく見ると、オレンジ色の実もついています。
これがヤドリギ(寄生木)。
神楽岡公園近くの樹木はヤドリギだらけ(笑)
ヤドリ過ぎの樹がたくさんあります。

どうやってこんなに増えたかというと・・・・・
ちょっと想像してみましょう。
ヤドリギの生存戦略、2通りがあります。

ヤドリギについているオレンジ色の実の中にはタネが入っています。
鳥たちはこの実を食べに来て、その後、どこかへ飛んでいき、フンを落とします。そのフンが発芽してヤドリギは仲間を増やします。
もう一つの方法は、ヤドリギのタネは粘り気の強い実で覆われています。タネと一緒にボンド(接着剤)がついている・・・という感じでしょうか。鳥が樹木にとまるなど何かの拍子に、この実を足で踏んだり、カラダにくっついたりした場合、実とタネが鳥のカラダに付着、鳥と一緒に移動し、次の場所に着地します。
すごいですね。草木と生き物のつながりには、ただただ感心させられます。

神楽岡公園を歩いていると、色んな鳥に出会えました。

黒い一本線が「ゴジュウカラ」
おなかのところにも黒い模様(ネクタイしてる)のが「シジュウカラ」
帰り道では、住宅にあるナナカマドをスズメとキレンジャクが奪い合っていました。












寒いけど面白い。
冬の公園にでかけてみませんか?