でもね、学生さんたちはあまり興味がないようで(笑)
どうしたら興味を持ってくれるのか?というので、数えてみました。
サクラの花びら、何枚あったと思います??
なんと、1輪に145枚もの花びらがついていました。
50枚ぐらいかなーと思って数えだしたのですが、こんなにたくさんついてました。
旭大幼教の学生さんたちとの実習も今日で終わり。
今年もおもしろいビンゴカードがいっぱいできた。
今年からは3~4人1チームにしたことと、カードを作ってやってみて終わりではなく、それをちゃんとふりかえってブラッシュアップするという形にした。
さらに、外活動が終わって、どんな振り返りをするかも考えてもらった。
昨年までと比べると、かなり盛りだくさんな実習となったと思う。
カードを作って、実際にやってみると、想定外が起こる。
たとえば、フワフワしたものといえば、タンポポの綿毛と思っていたが、雨降りのため綿毛は飛んでいない、そこで見つけたのは雲やコケだったり、お天気や場所の使い方で見える景色は全く違うものになる。だから、外活動は楽しいとも思うが、それを本当に楽しめるようになれたのは私自身もここ数年だと思う。ゲームのやり方をしっかりと伝える、見つけたものをシェアしてどこに興味が向いているのかを探る、興味のあることをふりかえりに使う・・・・こんなにたくさんの段取りが頭の中をグルグル回っていては、子供たちと一緒に楽しむ余裕などあるわけがない。
ここで学生さんたちが作ったカードを紹介できないのは 残念だが、彼女たちのアイディアの一部を紹介したい。
・ビンゴのコンテンツ
自分の背より小さい樹、手のひらより大きい葉
人の落とし物
くさい木の実、くさい葉っぱ
もしゃもしゃ
夏のにおい
・ビンゴ終了後のふりかえりで何をするか
歌う、絵本を読む 絵本は「からすのぱんやさん」が人気
枝や葉っぱを使って製作
大きい◎◎、小さい◎◎というコンテンツはよくあるのだが、自分の手や背と比べて大きい小さいという比べるという要素が入っているのはわかりやすくて面白い。
くさい◎◎、夏のにおい、どんなものを探すんだろう・・・これ、やってみよう(笑)
人の落とし物~ゴミ拾いをして、ゴミについて考えてもらうというプログラムもいいね。
ふりかえりのプランも歌や絵本、絵を描いたり工作したりなどの制作とつなげるなど、ビンゴだけで終わらない、もっと広げる工夫を考えてくれた。
これから子供にかかわる仕事をしていく彼女たちに、自然の面白さとそれを伝える手法について実習指導をさせていただくようになって5年が過ぎた。
最初は大学生ってどう話せばいいのか、何を見せたらいいのか手探りで始めたが、私にできることは現場で使えることを提案する、実際にやってみたらどうなのかを体験してもらうということ、それでいいのかなと最近は思う。
学んだのは彼女たちではなく、私自身なのだと思う。教えるって、たぶんそういうこと。
子供たちに考える、気づく、広げる面白さを伝えたくてやってきた仕事。
一年間に出会える子供たちの数も限られる中で、大学や免許講習などで保育にかかわる大人にも伝えることができるというのは本当にありがたい。
園庭や公園、街路樹を見ても多様でおもしろいものがたくさんある。
当たり前の景色に足を止めてくれる人が増えていくように、これからも学び続けていたい。