あさひかわで見つけた草花や樹木を紹介します。
ナナカマド、イタヤ、カツラ、ミズナラ・・・・咲く時期、生る時期、北国の樹木はマイペース!
エゾリス、キタキツネ、アカゲラにヤマバト・・・・不思議で個性的な生き物や鳥。

自然って、意外とおもしろいかも?


2022年3月6日日曜日

端箱(ハシバコ)ワークショップ 2022.2.25

 久々の木工ワークショップ、ハシバコつくりました!

かれこれ5年ぐらい前から温めていた企画。やっと形になりました。
自分でやってみたくて、材料刻んだり、トリマー使ってみたり、NCで溝を彫ったらと思い、cad習ってみたり・・・・いろいろと遠回りしましたが、結局のところ小助川さんに作ってもらうのが一番!ということになりました(笑)
正確に材料を刻むのも、溝を彫るのも、磁石の穴をあけるのも、やっぱり難しい。
小さいものだからなおさら。それがぴったり同じものができるなんて、職人ってすごいね。

秋になる頃、キットの打ち合わせ。
 ・できるだけシンプルに、上下同じものにする
 ・磁石やオイルは入手しやすいものを使う(自分でメンテナンスできるように)
 ・磁石を埋め込んで上にレジンをかける(えっ?レジンと木?意外な組み合わせ)
 ・U字の溝をあける(角がないほうが洗いやすい!)
そして、材はもちろん道産材、家具の端材を使うことに! さすが小助川さん!
それなら、箸箱 じゃなくて 端箱 にしよう!



 いいでしょ♪ 並べてテンション上がっちゃいました(笑)
公園に行けば観察することができるし、家具工房のショールームにもよくある樹種です。
でもね、触ってみると風合いも重さも違う。樹木って個性的だと思う。
職人さんはね、そんな樹木の特性も考えながら使ってるんだよって話も子供たちに聞かせたいね。

ワークショップ当日。
小助川さんにも来てもらい、ペーパーがけを教えてもらう。
小助川さんがペーパーかけたのを触って、もっとツルツルにしようとがんばる子供たち。
真剣な顔で約1時間のペーパーがけ。画像がないのが残念。
特に、箸を入れるところの溝は、スポンジのついたペーパーがちぎれるぐらいゴシゴシしてた。触ってみると、本当にスベスベ!プラスチックかと思うほど。
どれぐらいの時間で飽きるかと思ってたけど、まだやりたいの大合唱で、あと30分ぐらいはできたかもね。触ってみてー すごいツルツルだよー ここ丸くしたよー など、上手にできて大人に見てほしいアピール飛び交ってます(笑)
ペーパーがけで時間がかかってしまったので、あと15分、小助川さんに樹木と家具のお話をしてもらって、午前中終了。

給食食べて、午後はオイルがけ。
公園でよく拾うクルミ=リスさんのごはん
子供たちには持ち帰るなと教えておいて、私が一番持ち帰ってる(笑)
割って、つまようじで実を出すんだけど、コレ以外と地道な作業。
クルミを半分に割るのも、実をかきだすのも、手間がかかる。これを毎日繰り返すなんて、エゾリスさん、尊敬しますよ。
ガーゼで包んで、塗る。出なくなったら指で実を崩してね。力を入れてゴシゴシ・・・
色変わったよ、ジワって出てくる、いいにおいする、今日はみんな反応がいいね。
ナッツアレルギーの子はこめ油で対応。
こめ油もクルミも、スーパーに食用のものが売ってるから使いやすいね。


そんなこんなで、完成!
今回は公園で観察した、カバ・ナラ・サクラ・カツラ の4種類を使用しました。
最後には公園で見た樹木のお話もして。
森遊びの思い出と共にある端箱、長く使ってくれたら嬉しいな。

そうそう、うちの娘にも・・・

作りました。
クルミとサクラの端箱。我が家も使ってみないとね。

樹木(材料)があって、職人がいて、家具がある。
家具材になる樹木を育てている人たち、公園や街路樹など私たちの身近な樹木を管理してくれている人もいる。製材や家具工房、いろんな木づかいを見ることもできる。

旭川だからできること。

こんな素敵なまちなんだと、大人になって思い出してほしいし、このまちの文化を大切にできる人が増えるといいな。
ちっちゃな端箱から、自然や産業、私たちが住む地域を伝えていきたい。

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