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自然って、意外とおもしろいかも?


2017年12月28日木曜日

木琴づくりワークショップ2017冬

吹雪の2日間でしたが、30組の皆さんが木琴を作りに来てくれました。
初日はあいにくの天候で、どうなることかと思いましたが・・・
ご参加いただきありがとうございました。
行き届かないことばかりで、ごめんなさい。
こんな状態でケガ人も、最後まで作れない子もなく終えることができたのは、保護者の皆様のご協力あってのこと、本当にありがとうございます。

木琴づくりは、娘が1年生冬休みに木琴を作ったのが最初。
自宅のリビングでブルーシートをひいて、ホーマックでノコギリ買って、斉藤さんからもらった端材で木琴を作ったのが昨日のようです。あれから4年も経っちゃったんですねー

世の中、いろんなワークショップが溢れていますが、うちのワークのコンセプトとしては、

◎ワークの場で完成するのではなく、何か自分でやってみる余地がある。
  (色を塗るとか、もっと何かつけてみるとか、作品は壊してナンボ!)
◎子供が体験するだけでなく、お母さんたちにも何か気づいてもらう、持って帰ってもらう
◎木と樹、両方を感じてもらう(親子で一緒に)

こんなことを伝えたいと考えています。

今回のワークでも、
 トドマツってどんな木だろう・・・
 ペーパーがけって、気持ちいいけど大変だ!
 ノコギリ楽しい! 上手になったら音が違うね
 音が変わる、同じ長さでも音が違う不思議だね

道具や材料、いろんなことを感じてくれていたようです。

ワークショップの様子・・・・





















昨日は6~7組が3回転と、終わらないうちに次のグループが始まるという感じで、多いときは40人ぐらいがこの部屋の中にいました。

台を組み立てて、鍵盤1本ずつを音を合わせながら作っていきます。
たまたま1回でできるときと、何度聞いてもわからない、どこに合わせたらいいのかわからない、など、「木って、本当に個性的だね」という感じでした。
ここまでが大変なのですが、それが終わると、ペーパーがけと組み立てと、作業が続きます。
ペーパーがけも丁寧で上手でした。売り物になるんじゃないかなんてぐらいキレイなものがいっぱいありました。
最後は、お母さんの腕のみせどころ!
糸鋸作業です。










ちょっと写真がイマイチなのですが、子供が書いたものをお母さんが糸鋸でカットしています。
恐竜やドラえもん、ゆきだるまなど・・・糸鋸なんて何十年ぶり?といいつつもみんな上手でした。

で、完成品をお見せしたいところなのですが・・・・・
写真を撮るの、忘れてました(苦笑)
あとで、参加者にお願いして、写真をもらいます。

昨日のワークで感動的なシーンがあったので、ちょっと書いてみようかと。

一番面白くて難しいのが音合わせの作業です。ドレミの3本ぐらいができちゃうとあとは順調にいくのですが、そこがねーなかなか難しいんです。
昨日も、なかなかできなくて、周りのお友達はもう終わってて、涙を流してしまった女の子がいました。(もっと早く気づけなくて申し訳なかったです。)
しっかりした子のようで、お母さんのアドバイスも聞かずに自分でやったけど、うまくいかなくて・・・
お母さんもお手上げの状態でした。周りのお母さんたちも助けてあげたいけどどうしよう・・・という感じで見守っていました。
私が的確なアドバイスができたらいいんですが、あいにく、音感はほとんどない。
なので、「ちょっと鳴らして、みんなに聞いてもらおうか?」 と、声をかけ、どの音が高いのか低いのかをみんなに聞いてもらいました。ファかな?ミかな? 短くしたり切りなおしたり、それでもあきらめないで最後まで作り上げました。(粘り強い、辛抱強い、えらい!)
彼女のことを周りのお母さんたちがわが子と同じように見守ってくれている、その雰囲気も嬉しかったし、私がいないときもみんなで励ましてくれる、その姿がね、感動しました。
出来上がったとき、がんばったねーって声をかけたら、ニコリと笑った笑顔が印象的でした。

うちにも小学生が2人いるので、お母さんたちを見ていて勉強になることも多々あり、子供たちから学ぶこともあり、自分の学びのためにワークやってるのか?という感じです(笑)

1台の木琴から、ものを作る、道具を使う難しさや、木製品や職人さん、森にある樹・・・・・色んなことを考えます。木工の面白さってこういうことなんじゃないかと思います。
自分で作ってみる、体感するって大事なことですよね。

さぁ、来年はどんなものを作ろうか・・・・・

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