あさひかわで見つけた草花や樹木を紹介します。
ナナカマド、イタヤ、カツラ、ミズナラ・・・・咲く時期、生る時期、北国の樹木はマイペース!
エゾリス、キタキツネ、アカゲラにヤマバト・・・・不思議で個性的な生き物や鳥。

自然って、意外とおもしろいかも?


2014年9月24日水曜日

カツラ 枝・葉/ 神楽岡公園 2014.9.16

皆さん、木の絵を描くときって、どんな木をイメージして描きますか?













これはカツラの木です。

地面から根が出て、幹を描いて、枝を描いて、葉っぱを描こうと思ったときに、
「あれ?葉っぱってどうやって木についていたんだっけ?」と思ったことはありませんか?
なかなかそこまで観察していないものですよね?

神楽岡公園の駐車場で、なんとなくカツラの木を眺めていたんです。











なんと、葉っぱが枝から直接生えていたんです!
まぁ、枝から葉っぱが生えているのは当たり前なのかも知れませんが、
私のイメージとはかなり違った のです。
かなり驚いて、他の木はどうなっているのか気になっていたら…、










イチョウの葉っぱも面白い!

互い違いに枝が伸びて、その先に葉っぱがついていました。

今まで遠くから木を眺めるだけだったのですが、
近づいて見てみると、今まで気づかなかったことがたくさんあることに驚いています。
そう考えると、自分が知っていることなんてほんの少し。
ほとんど知らないことばかりなんだなと、思いました。

ヤマモミジ・ハウチワカエデ 葉/ 神楽岡公園 2014.9.16

今日は秋晴れで、白くなった大雪山が良く見えました。
雪の旭岳と紅葉がセットで見られる貴重な季節ですね。
朝晩ずいぶん寒くなってきたので、平地でも紅葉が進んできました。
これはヤマモミジです。










こっちはハウチワカエデ。










雪が降るまで、駆け足で走り抜ける紅葉の季節。
是非、楽しみましょう!

イチイ 実/ 神楽岡公園 2014.9.16











オンコと言った方が馴染みが深いかも知れません。
盆栽や庭木などにもよく見る木なのですが、
この時期、赤くて可愛い実をつけています。

こんなに可愛くて美味しそうな実、食べられないのかな?とつぶやいたら、
佐野さんに、「昔、ばあちゃんが食べていた」と教えてもらいました。
さっそく一つ口に入れてみると、
ほんのり甘く、ちょっととろりとした食感。

でも、皆さん、種は食べてはいけません!
なにやら毒があるそうな。
種を出すと、食べられる実の部分はほんのちょっと。
これでお腹を満たそうと思っても難しいようです^^。

キタコブシ 実/ 神楽岡公園 2014.9.16

以前、8月にキタコブシの実を見つけたとき、
「10月には紅色になって裂開する」と本に書かれていることを紹介しました。
なんと!裂開したものがありましたよ~。










これはちょっとだけ、開いたもの。
可愛いピンク色だったのが、乾いた色になり、
丸い部分が割れてくるのですね。










更に、皮の部分がむけて、赤い実がむき出しになっていました。











そして、赤い実だけが飛び出すのかしら?
それともこのままの形で落ちるの?
ごめんなさい、そこまで確認してきませんでした…。
次に行った時に 調べてきますね。

ホオノキ 実/ 神楽岡公園 2014.9.16

神楽岡公園に行ったら、こんなものが落ちていました!
これは何でしょう?
ランブータンではありません^^。

熱帯の果物みたいですよねー。
うわさには聞いていましたが、まさかこんなものができるとは…。
こんなふうに木になっています。










ホオノキの実なのですが、葉っぱも大きければ、

実も大きいですね。
これが乾くとこんな感じ。











こうなるとハーブティーとして飲めるそうです。
飲む機会があれば、感想をお知らせしますね。

ツリバナ 実/ 近文東鷹栖線、春光五条 2014.9.17

先日、東光ふれあい公園にたくさんあったとお知らせしたツリバナですが、
なんと街路樹にもなっていました!
春光園近くの東鷹栖に向かう道沿いのツリバナです。

開花?ではなく、開実!して、中から種がぶら下がっているのが
写真でお分かりいただけるでしょうか?
まだまだ開いていない実もたくさんあったので、
そろそろ全部開いた頃でしょう。
種は大切な子孫なので、実の中に守られているものも多いのですが、
これはむき出しですね。
この種が落ちて、土の中から新しいツリバナが生えるのでしょうか?
実験してみたく なりました!

ヤマウルシ 実/ 突哨山 2014.9.9

緊急事態発生!
ヤマウルシに実がなっている!!

 
 
 
 
 
 
 
 
 

実がなるってことは、種ができている訳で…。
ヤマウルシが拡散しようとしている訳で…。

と焦っていたら、無事にもりねっと山本氏が退治してくれました^^。

かぶれるのは樹液に触れたときが多いようです。
葉っぱを触った程度では、それほど被害は大きくならないのかもしれませんね。

ちなみに、ウルシといえば漆器。
そちらの原料は「ウルシノキ」という木の樹液が主流らしい。

でも、漆器はウルシの樹液を塗るのですよね?
これを塗ったらツヤツヤになると気づいた最初の人は偉かったなー!

コウライテンナンショウ(マムシグサ) 実/ 突哨山 2014.8.26&9.9

8月終わり、突哨山でむき出しのトウキビを見つけました!










 

その上、茎が緑と紫の幾何学模様?
 
何これ、気持ち悪い…と思ったら、
茎の模様が「マムシ」みたいだから、「マムシグサ」と教わりました。
分かりやすい^^。

9月になって、突哨山に出掛けたら、









 
真っ赤になっていましたー!
これも鳥が食べにくるのかな?

2014年9月8日月曜日

カツラ 幹・葉・実/春光園・東光ふれあい公園 2014.8.28、2014.9.2

春光園の角、井上靖記念館の方に大きなカツラの木がありました。






















幹がねじれたようになっているのが特徴です。
そして、葉っぱがハート型♪

















そして、バナナみたいな実もついています。
















その上、秋になって葉が枯れてくると、良い匂いがしてくるんです!
葉っぱが匂っているのかな?
どんな匂いかって?
それは是非、ご自身で確かめてみてくださいね。

ツリバナ 実/東光ふれあい公園 2014.9.2

ツリバナの実が開く寸前です!











これは、東光図書館の裏にあるふれあい公園にあったツリバナ、
たわわに実が実っていました!
あれから、そろそろ一週間。
もしかするとパカッと開いて、中から赤い種がぶら下がっているかもしれません。
どなたかご近所の方、見に行ってみてください。

他の公園にも時々見かける木です。
5つに裂けた赤い実から、ブラブラ種がぶら下がっているものを見つけたら、
それはツリバナです。
どこかで実が開いた写真を撮ってきますねー。

ヤマウルシ 葉/突硝山 2014.8.29

山に入るときに気をつけるもの、それは、スズメバチとウルシと教えられました。
スズメバチと大きなアブの見分け方も難しいと思いますが、
ブーン!と大きな音もするので、こちらはすぐに気づきます。

でも、ウルシってどんなの?
かぶれると聞きますよね…。
こんなのだそうです。










クルミのような葉っぱのつき方で、軸が赤いことが多いです。
まるく葉っぱがついているのも特徴なのかな?
でも、こんなにキレイに紅葉していました!











突硝山のお散歩道の両側にも結構生えていました。
お散歩する方は気をつけてください。
もりねっとの みなさーん、切って下さるようお願いしまーす。

ギンドロ 葉/1・2区間児童公園 2014.8.28

佐野さんが、「うわー!」と一番感動していたのはこちらの木です。











「ギンドロ」と言うそうです。
光の加減で葉っぱが白く見えているのではありません。
緑の葉っぱの裏側が銀白色なのです!
その上、触ると細かい毛がたくさん生えていて、 まるでビロードのような手触りです。
しかも、これが黄色く紅葉するというのだから、面白いものですね。

自衛隊の前から、附属中学校の横を通って、ずっと奥の公園にありました。
あまり見かけない木なので、お近くへお越しの際は是非!

エゾノコリンゴ、テウチグルミ、クリ 実/附属中学横の緑道 2014.8.28

旭川は本当に公園が多いですね。
公園だけでなく、道路の真ん中に木が植わっている緑道もたくさんあります。
正確な名前は分からないのですが、自衛隊駐屯地の前から附属中学の横に延びている緑道にも たくさん木が植えられていました。

中でも目に付いたのは、クリ!


  よくあるクルミと葉っぱが違うので、テウチグルミかな?


赤くて可愛い実をつけていました、たぶんエゾノコリンゴ

なんだか食べられそうなものばかり!
きっと食いしん坊な方が植樹したのかな?

マツ 実生/鷹栖神社 2014.8.28










 



鷹栖神社の鎮守の杜には大きな大きなカシワの木があります。
上を見上げると…どんぐりがたくさん、きっと今年は豊作ですね!


下を見下ろすと…、これはこれは小さな木です!
鷹栖神社には松の木もたくさんあるのですが、
松ぼっくりから生まれた、小さな小さな松の赤ちゃんです。
カシワの足元に生まれても、大きくなれるか分かりませんが、
こうやって木の赤ちゃんは生まれるのですね。

種から発芽して生育した植物の赤ちゃんのことを、「実生(みしょう)」と言うそうです。
ちょっとカッコいいので、どこかで使ってみようっと!

ヤドリギ 葉/鷹栖神社 2014.8.28












大きな木ですねー! 鷹栖神社にありました。
あれ?何か変なものが見えませんか!?
もうちょっと寄ってみましょう。


この木は、カシワ餅のカシワの木のはずですが、カシワの葉とは違う葉が出ています。

実はこれ、ヤドリギなんだそうです。
よくスキー場などで、葉が落ちた木に鳥の巣みたいになっているのが見られます。
でも、大きな木にくっついているのに、木なんでしょうか?
一応、樹木図鑑に「樹木の枝や幹に寄生する常緑樹」と書かれているので、
木なんでしょうね。
高さは50センチとあります。
50センチにしかならないものでも、木は木 なんですね!

2014年9月5日金曜日

トチノキ 実・葉/鷹実公園 2014.8.28

大きな葉っぱを見つけると、それだけで嬉しくなって近づいて行きます。
「これはホオノキかな?トチノキかな?」と考えるのですが、










これは、トチノキの葉っぱです。
葉っぱが何枚ついていると思いますか?
見えにくいですが6枚くらいかな?

実は、なんと、これで1枚なんですって!
例えば、旭川にはたくさん植わっているナナカマドとかクルミも、
1本の軸に何枚も葉がついているのですが、それで1枚の葉っぱなんだそうです。
それに対して、ホオノキの葉っぱは、普通に1枚で1枚。

トチノキはあんまりないよーと聞いていたのですが、
実高の坂を上がったところの鷹実公園にはたくさんありました。










こんな実がたわわに実っていました。
食べられないのかな?
どなたかご存知の方、教えてください!

ハリギリ 葉・花・実/春光園 2014.8.28

『天狗のうちわ』という昔話をご存知でしょうか?
先日、偶然、読む機会があったのですが、
天狗にもらったうちわを、「高くなあれ」と言いながら扇ぐと鼻が高くなり、
「低くなあれ」と言いながら扇ぐと鼻が低くなる。
自分の鼻を天まで届かせて悪戯していると、
最後は雷様に鼻を掴まれてしまう、というお話です。

これがその天狗のうちわ?

シャープペンとイタヤカエデを横に置いてみましたが、大きいですね!
ハリギリという木で、枝には棘があります。
鼻ではなく、花も咲いていました。











もしかすると、実もでき始めているようです。










黒く枯れたのが花で、黄緑の丸いのが実なんだと思います。
だんだん黒く熟してくるそうです。